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法人回線を選ぶときに比較すべき8つのポイントをわかりやすく解説
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法人回線(ここでは光回線を指す)は、現在さまざまなサービスが提供されています。自社にとって最適なサービスを選定することで、2、3年後のトータル通信コストに大きく差が出てきます。コストだけでなく「サポートの充実度」「セキュリティ強度」についても違いがあるため、選定する際のポイントをおさえておくべきでしょう。
とはいえ、最適な法人回線を選定するためにはどのような点に気をつければよいのでしょうか。
本記事では、法人回線を選定する際に比較すべき8つのポイントについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
おすすめの法人回線についても紹介しますので「自社にマッチした法人回線とは何か」「どのように法人回線を比較すれば良いのかを知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
法人回線(光回線)とは
法人回線とは、個人契約ではなく法人契約にて契約する光回線サービスのことを指します。個人契約とは異なり、以下に挙げるようなさまざまなメリットがあります。
- 固定IPアドレスが持てる
- 専有型の回線を利用できる
- 法人名義での領収書をもらえる
- 充実したサポートをうけられる
法人契約と個人契約の違いについて、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
>>光回線の法人・個人の違いとは?メリットやデメリット、選ぶポイントを紹介!
法人回線の選定時に比較すべき8つのポイント
法人回線を選定する際には、以下8つのポイントに注力する必要があります。
1.光回線サービスの提供エリアを確認
2.プロバイダの選定
3.料金は予算の範囲内か
4.業務に必要な通信速度を安定させられるか
5.固定IPアドレスの有無
6.法人向けのサポートが充実しているか
7.電話サービスが付帯されているか
8.予算に余裕があるなら「独自回線」
それぞれ分かりやすく解説します。
1.光回線サービスの提供エリアを確認
法人回線サービスを比較する際、まず光回線サービスの提供エリアを確認しましょう。サービスによっては対応エリアが限られ、申し込みができないケースもあります。
また、支店や支社を展開することをあらかじめ予定している場合は、そのエリアもサービスが対応となっているか確認しておくとよいでしょう。将来、VPN等で接続する場合も考えられるため、同じ通信事業者であることが望ましいからです。
移転の可能性がある場合は、移転先のエリアも確認しておきましょう。同じ光回線サービスを提供している事業者であれば、移転に関する手続きが楽になります。。
さらにNTT以外の独自回線を利用しているケースでは、NTTの利用者よりも契約数が少ないため、対応しているエリアがNTTよりも狭い傾向にあります。
2.プロバイダの選定
法人回線を契約する際には、プロバイダ(※)についても十分に比較したうえで、選定する必要があります。
※プロバイダについて詳しい情報を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>プロバイダとは?光回線事業者との違いや選定のポイントを詳しく解説
基本的に、プロバイダによって回線速度に大きな影響を与えることはありません。同じ回線であれば、どのプロバイダを選定しても回線速度に大きな差異は無いでしょう。
ただプロバイダによっては、回線の安定性に影響を与えるケースがあります。その場合「通信が不安定になる」「遅延が発生する」などの可能性があるため注意が必要です。
例えば、古い通信方式である「IPv4」にしか対応していないプロバイダでは、インターネットを利用する時間帯によっては通信速度が低下する場合があります。
新しい通信方式についてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>光回線の法人契約を【IPv6】にすべき理由や方法をわかりやすく解説
3.料金は予算の範囲内か
店舗やオフィスの立ち上げ時には、ランニングコストをなるべくおさえたいものです。
法人回線の料金は、個人契約と比較すると高額になるケースが多いでしょう。詳細は後述しますがコストがかかる分、セキュリティ面やサポート体制が充実しているなど多くのメリットを享受できます。
そのため法人でインターネットを利用する場合は、法人回線を契約することがおすすめです。
4.業務に必要な通信速度を安定させられるか
通信速度は最大1Gbps以上あれば、リモート会議やウェビナーへの参加も問題ないとされています。
オンラインによる会議が一般的となった昨今では、最低でも最大1Gbpsの光回線を選定すれば問題ないとされています。「最大」とは理論上「最大1Gbps」の速度が出るという意味で、利用者数や通信方式、周りの環境などさまざまな要素が重なることで実際の通信速度が変化します。
インターネットでの口コミなどを参考にし、実測値を比較して業務に必要な通信速度となるかを確認しましょう。
5.固定IPアドレスの有無
そもそもIPアドレスとは、インターネットを利用するための住所のようなものです。パソコンやスマホなど、通信する全ての機器にはIPアドレスが付与されます。
IPアドレスにはいくつかの種類があり、法人回線では「固定IPアドレス」のオプションサービスを利用できます。固定IPアドレスとは、常に同じIPアドレス(住所)を利用できるものです。
例えば、Aさんへ年賀状を毎年出しているとします。しかし、Aさんの住所が毎年変更されてしまうと、ポストへ投函した年賀状は宛名不明で戻ってきてしまいます。
ネットワークの世界でもこれと同様のことが起こるため、固定IPアドレスが必要となるのです。固定IPアドレスを利用することで、以下のようなことができるようになります。
・外出先から安全に店舗やオフィスのパソコンへリモート接続できる
・外部から防犯カメラへ接続して店内やオフィスの状況をリアルタイムでチェックする
・VPN(ブイピーエヌ)と呼ばれるセキュリティ性の高い通信ができる
6.法人向けのサポートが充実しているか
法人回線を選定する際には、サポート内容の充実度も比較しましょう。大きなポイントとしては、コールセンターが設置されているかどうかです。
「インターネットにつながらなくてカード決済ができない」「レンタルの通信機器を壊してしまった」など、トラブルに対してどんな対応をすべきか判断できない時には、コールセンターがあることで復旧までの時間を短縮できます。
トラブルだけでなく「ワードやエクセルの使い方がわからない」「Wi-Fiの設定がわからない」など、パソコンの使い方で困った際にもサポートしてくれるサービスがあります。
>>パソコンの「困った」をサポートしてくれるサービスの内容を見てみる
7.電話サービスが付帯されているか
業務で電話を使用するのであれば、ひかり電話が付帯されているサービスを選定すると良いでしょう。通常の固定電話に比べ、ひかり電話は月額コストをおさえられます。
NTTの「固定電話」と某プロバイダ会社の光電話、さらに光コラボサービスである「オフィス光電話」の価格を以下の表で比較しましょう。
NTT固定電話 | 某プロバイダ光電話 | オフィス光電話 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 2,530円~3,025円(事務所用) | 1,650円 | 1,100円(ビジネスセットプラン) |
通話料金(固定電話へ) | 9.35円/3分 | 8.8円/3分 | 8円/3分 |
NTTの固定電話と比較すると、光電話の方が基本料金や通話料に差が出てくるため、選定の際には十分な比較が必要です。
8.予算に余裕があるなら「独自回線」
独自回線とは、企業が独自に光ファイバーを敷設して提供している光回線サービスです。独自回線には大きく分けて以下の2種類があります。
・NTTの設備でNTTが使用していない光ファイバーを借り受けて提供する独自回線
・電力会社やケーブルテレビ局の設備である光ファイバーを活用した独自回線
独自回線を利用するメリットは、NTTの光回線に比べて利用者が少ないため、回線が混雑しにくく安定した通信ができる点です。他の利用者の影響を受けにくいため、通信速度が安定しやすく快適にインターネットを利用できます。
デメリットとしては「提供エリアがNTTに比べて狭い」「利用料金が高額になりやすい」ことが挙げられます。
自社で光ファイバーを敷設するためには、多くの工事費用と時間がかかります。利用するユーザーが多く見込まれる地域には積極的に敷設工事を行えます。マンションやテナントビルなどの建物では、ある程度の契約者が集まらなければサービスが提供さえません。
光ファイバーを自社で構築しているため、設備費用を回収するためにどうしても利用料金が高額になります。
安価で法人回線を契約するなら光コラボがおすすめ
光回線には大きく分けて3つの種類があります。
- NTT東日本、西日本が提供する「フレッツ光」
- NTTのフレッツ網を借り受け再販するサービス「光コラボレーション(通称:光コラボ)」
- 独自回線
本章では光コラボとは何か、またNTTフレッツとの違いについて解説します。
光コラボとは
光コラボとはNTTの設備を借り受け、独自のサービスや料金で提供する光回線サービスのことです。NTTの設備をそのまま使用しているので「フレッツ光」と同等のサービスを利用できます。
以前はNTTが独占して光回線サービスを提供していました。しかし2015年以降より、光コラボを提供する企業が増え、現在では多くの企業がサービスを提供しています。
光コラボとNTTのフレッツ光の違い
光コラボとNTTフレッツ光の大きな違いは「価格」です。それぞれ全く同じ回線を使用しているため「通信速度」「提供エリア」などの物理的な違いはありません。価格以外の違いは、サポートやオプションの内容、キャンペーンなどに違いがあります。
光コラボは、光回線とプロバイダがセットとなっており、割引やキャッシュバック、通信機器の貸出、サポートセンターなどさまざまなオプションサービスが提供されています。
NTTのフレッツ光は「光回線サービスのみ」を提供しているため、割引やキャンペーンなどがありません。ここは光コラボとの大きな違いと言えるでしょう。
まとめ~法人回線を契約するなら<オフィス光119>
光回線の契約では、ランニングコストを安価に抑えられるか、通信速度を快適に保てるかを十分に確認しなければなりません。特に法人で光回線を契約する場合は、安定した速度を保てるサービスを選定する必要があります。
新規で光回線を法人契約するなら「オフィス光119が」おすすめです。
オフィス光119では、これまで12万回線以上の利用実績があり、多くの利用者から高評価を得ています。通信速度は最大概ね1Gbps、月額料金についても2,750円 ~と質の高いサービスを提供しています。光回線導入の際は、無料相談も行っておりますのでお気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人
株式会社東名
東名は、中小企業の課題を解決するパートナーです。光回線サービスや情報セキュリティ、電気・ガス、オフィス機器、サイト制作、LED照明、業務用エアコンなど、中小企業向けサービスを豊富に取り揃え、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。
この記事を書いた人
株式会社東名