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光回線とWi-Fiの違いとは?そもそもの意味や種類をわかりやすく解説
インターネット | |
インターネットを契約する前に知識としておさえておくべきなのが「光回線」と「Wi-Fi」の違いです。どちらも快適なインターネット環境を構築するためには欠かせないものですが「光回線とWi-Fiの違いがよくわからない」という方もいるかも知れません。
本記事では、光回線とWi-Fiはそもそも何が違うのか、また種類や導入するメリット・デメリットについて解説します。初心者にもわかりやすく解説しているので、これからインターネット環境を整えたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
光回線とは
光回線とは、光ファイバーと呼ばれるケーブルを用いてデータを送受信する仕組みのことです。ここでは、光回線の代表的な3つの種類について解説します。
NTTフレッツ光
NTTフレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本が提供する光回線サービスです。国内のエリアカバー率は96.9%を誇り、すべての都道府県で利用できます。
最大の特徴とも言えるのが、回線の安定性とサポート体制の充実度です。大手通信回線事業者が提供していることもあり、信頼度が高いといった特徴もあります。
ただし、NTTフレッツ光はあくまでインターネット回線のみであるため、別途プロバイダーの契約が必要です。回線を提供するNTTフレッツ光とインターネットへの接続サービスを提供するプロバイダーの両方を契約して、はじめてインターネットが利用できます。これにより、契約に手間がかかり料金も割高の傾向にあります。
光コラボ
光コラボとは、NTT東日本・NTT西日本の光回線を他の事業者が借り受け、独自のサービスとして提供するインターネット回線です。物理的にはフレッツ光と同じ回線を使用するため、高品質で安定したインターネット環境を利用できます。
NTTフレッツ光との違いは、光回線とプロバイダーをセットで提供される点です。セット契約であれば、これまで光回線とプロバイダーの窓口が別々だったものが一つにまとまり、月額料金もセット料金として低く抑えられます。
また、既存のプロバイダーを使い続けたい場合や速度の速いプロバイダーへの変更、回線のみ乗り換えなどにも対応可能です。その上、法人向け専用のオプションやセキュリティソフトが利用できるなど独自のサービスも提供されています。
独自回線
独自回線とは、NTTや鉄道会社、電力会社などが敷設した光ファイバーケーブルのうち、未稼働回線を用いて提供されるインターネットサービスです。光ファイバーケーブルには稼働中の回線(ライトファイバー)と未稼働の回線(ダークファイバー)があります。
この内、別の事業者が余剰分の未稼働回線(ダークファイバー)を借り受けて独自のサービスを展開しています。たとえば「NURO光」や「auひかり(ダークファイバーの一部を使用)」があります。
また独自回線は、NTTフレッツ光や光コラボと同じく光回線のため、安定したインターネット環境が利用可能です。ただし、NTTフレッツ光や光コラボと比べると、サービス提供エリアが限定されるといったデメリットもあります。
Wi-Fi(ワイファイ)とは
Wi-Fi(ワイファイ)とは「Wireless Fidelity(ワイヤレス・フィデリティ)」の略で、PC・スマホ・タブレットなどのデバイスとインターネット回線をつなぎ、近距離で無線通信を行う技術です。
ここでは、Wi-Fiの種類についてそれぞれ解説します。
光回線のWi-Fi
光回線のWi-Fiとは、自宅やオフィスに光回線を引き込み、Wi-Fiルーターを通してインターネットに接続する方法です。光回線を契約した際は通常、光回線終端装置(ONU)という機器が設置されますが、これだけでは無線通信はできません。ONUからデジタル信号を電波として飛ばせるWi-Fiルーターを設置してはじめて室内で無線通信ができます。
有線ケーブル(LANケーブル)を用いた接続では、有線に対応できるデバイスが限定されるため、スマホやタブレットでの使用ができません。また、ケーブルを差し込めるWi-Fiルーターへのポート数にも上限があるため、数台(3~4台)しかデバイスを使用できません。
しかし、Wi-Fiルーターを用いた無線であれば、PC・スマホ・タブレットの使用が可能であり、複数デバイスでも同時に接続可能です。LANケーブルの配線作業も必要もなく、事務所のデスクや店内もすっきりとした環境で業務を行えます。
ホームルーター型のWi-Fi
ホームルーター型のWi-Fiとは、光回線を使用せずホームルーターの機器を設置してインターネットに接続する方法です。コンセントに差し込めばルーターが携帯キャリア基地局の中継機となり、電波をデバイスに送ることで無線通信を行えます。
光回線のWi-Fiとは異なり、ホームルーターは回線工事にかかる費用や時間が一切発生しません。ホームルーターを設置するだけでインターネットが利用できるため、すぐに環境を整えたい方に利用が向いているでしょう。
ただし、ホームールータは設置場所によってノイズや障害物の影響を受けやすく、品質・安定性の面で光回線に劣ります。その上、契約時に登録した住所以外での使用は禁じられています。
また、デバイスの接続台数や時間帯によっては速度に影響が出るケースもあり、通信制限を設けているサービスもある点はデメリットと言えるでしょう。
モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiとは、ホームルーターと同じく光回線を使用せず、携帯キャリアの中継器として利用できる端末です。コンセントに差し込む必要がなく、充電式のため外出先でも気軽に無線通信ができます。
モバイルWi-Fiを利用する最大のメリットは、その手軽さにあると言えるでしょう。ホームルーターと同様に店舗での契約では即日から、Webでの契約では機器が手元に届いた日から使用できます。また、ホームルーターと異なり持ち運べるため、外出先でもインターネットを利用できる点はメリットです。
ただし、モバイルWi-Fiもホームルーターと同様、ノイズの影響を受けやすいのが特徴です。また、データの通信料によって通信制限がかけられたり、複数台の接続で速度が低下したりするケースもあります。
光回線とWi-Fiの違い
ここまで解説してきたように、Wi-Fiには3つの種類があり、光回線を使用するWi-FiとそうでないWi-Fiでいくつかの違いがあります。
それぞれの違いをまとめたものが以下です。
光回線 | ホームルーター | モバイルWi-Fi | |
---|---|---|---|
回線種別 | 有線(光ファイバー)※Wi-Fiルーターの設置によって室内での無線通信が可能 | 無線(5GやLTEなど) | 無線(5GやLTEなど) |
最大通信速度 | 1~10Gbps | 概ね2.1~4.2Gbps | 概ね50Mbps~2.7Gbps |
データ通信制限 | なし | サービスによっては制限あり | あり |
開通期間 | 2週間~2ヶ月程度 | 当日~ | 当日~ |
持ち運び | 不可 | 宅内に限る | 可能 |
光回線とホームルーター、モバイルWi-Fiにはそれぞれメリットやデメリットが存在します。通信速度を重視するのであれば光回線、通信速度と開通時期のバランスを見るならホームルーター、利用の手軽さを考えるならモバイルWi-Fiの利用が適しているでしょう。
ただ、コロナの収束により、飲食店などの店舗経営ではインバウンド需要も高まっていることから、無料のWi-Fiサービスを提供するケースが増えています。その場合、データ通信制限のあるホームルーターやモバイルWi-Fiの導入は適していないと言えるでしょう。
光回線のWi-Fiを使用するメリット・デメリット
光回線のWi-Fiを使用すれば、ストレスのないインターネット環境を実現できます。しかし、光回線を導入する方法によってはいくつかのデメリットも存在します。
ここでは代表的なメリット・デメリットを解説します。
光回線のWi-Fiを使用するメリット
光回線のWi-Fiを使用する最大のメリットは、品質の高さと安定性です。
たとえば、大容量のファイルをまとめてダウンロード・アップロードする際、ホームルーターやモバイルWi-Fiでは多くの時間を要するケースがあります。その上、通信容量がオーバーした場合は追加で容量を購入しなければなりません。
しかし、光回線のWi-Fiでは常に高速な通信環境が保たれているため、大きなデータのやり取りでもストレスなく利用可能です。
また、光回線のWi-Fiは通信量や接続数が無制限であることもメリットの一つです。店舗で無料Wi-Fiを提供する場合は、利用するデバイスが多いときでも快適な通信環境を構築できます。
光回線のWi-Fiを使用するデメリット
光回線のWi-Fiを使用するデメリットは、申し込みから使用開始までの期間が長いことです。
基本的に、光回線は建物内に光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要です。申し込みをしてもすぐに着工とはならず、約2週間、長いときでは2ヶ月以上待たなければ工事が完了しません。
光回線の工事についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
>>光回線工事の流れや注意点とは?事前の確認事項もわかりやすく解説
また、光回線とプロバイダを別々に契約すると、初期費用や月額料金が割高になるケースがあります。少しでも費用を抑えたい場合は光コラボのセット契約がおすすめです。
Wi-Fiサービス(ホームルーター)を使用するメリット・デメリット
すぐにでもインターネット環境を整えたいなら、Wi-Fiサービスの使用がおすすめです。「Wi-Fiサービス」とはホームルーターを利用したインターネット接続を指します。
こちらも代表的なメリット・デメリットについて解説します。
Wi-Fiサービス(ホームルーター)を使用するメリット
Wi-Fiサービスを使用する最も大きなメリットは導入の手軽さです。Wi-Fiサービスは回線工事が不要なだけでなく、プロバイダーとの契約も必要ありません。店舗で申し込めば、その日のうちに契約でき、すぐにインターネットの利用が可能となります。
また、Wi-Fiサービスは固定回線に比べて工事費用がかかりません。通常、光回線工事では2万~4万円程度の工事費用がかかりますが、Wi-Fiサービスであればこの分のコストを抑えられます。
Wi-Fiサービス(ホームルーター)を使用するデメリット
Wi-Fiサービスのデメリットは、通信が不安定になりやすい点です。
Wi-Fiサービスは携帯キャリア基地局の中継機として機能するため、建物の立地場所や構造が通信に大きく影響します。たとえば、ホームルーターを設置する場所の近隣にビルが建てられたりすると、突然電波が遮られるケースもあります。
また、Wi-Fiサービスの使用で注意したいのが通信制限です。たとえば、短期間で大量のデータ通信をおこなったり、時間帯によって回線が混雑したりすると一時的に通信制限がかけられる可能性があります。制限される条件は契約先によって異なるため、事前の確認が必要です。
まとめ~インターネット利用には光回線のWi-Fiを導入しよう!
Wi-Fiを使ってインターネットを利用する場合は「光回線+Wi-Fi」の活用がおすすめです。ホームルーターやモバイルWi-Fiでは通信制限の懸念や、接続台数の制限などのハードルがあります。
しかし「光回線+Wi-Fi」ではこのような不安がありません。
光回線の申込に合わせてWi-Fiルーターを設置すれば、無線通信で高速なインターネット環境が整います。なお、光回線にはいくつかの種類がありますが、月額料金を抑えつつNTTフレッツ光と同等の環境を利用できる光コラボがおすすめです。
オフィス光119では、これまで12万回線以上の利用実績があり、多くの個人事業主や小規模法人から支持を得ています。通信速度は最大概ね1Gbps、月額料金についても2,750円 ~と質の高いサービスを提供しています。光回線の導入を検討する際は、無料相談も行っていますのでお気軽にご連絡ください。
>>光コラボを利用したWi-Fiの導入について無料相談をしてみる
この記事を書いた人
株式会社東名
東名は、中小企業の課題を解決するパートナーです。光回線サービスや情報セキュリティ、電気・ガス、オフィス機器、サイト制作、LED照明、業務用エアコンなど、中小企業向けサービスを豊富に取り揃え、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。
この記事を書いた人
株式会社東名