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【法人向け】光回線の転用とは?手順とメリット・デメリットを解説!

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「光回線は転用したほうが安くなる?」「フレッツ光から乗り換えるメリットは?」と、光回線の転用を検討している経営者も多いのではないでしょうか。

光回線の転用は、法人にとって魅力的なメリットが豊富な一方で、デメリットもあるので注意が必要です。

今回は、法人向けに光回線の転用について、基礎知識やメリット・デメリット、手続きの手順を紹介します。

【法人向け】光回線の転用とは?

光回線の転用とは、フレッツ光から光コラボ事業者へ乗り換えることを指します。

同じ光コラボへの乗り換えでも「事業者変更」とは異なるので注意が必要です。

ここでは、法人向けに光回線の転用と事業者変更について解説します。

「転用」とはフレッツ光から光コラボへ乗り換えること

光回線の転用とは、フレッツ光のお客さまIDやひかり電話番号を引き継ぎ、光コラボレーション事業者(光コラボ事業者)へ乗り換えることを指します。

新たに開設工事をする必要なく契約先を変更できるため、手間やコストの削減が可能です。

転用する場合、フレッツ光の回線をそのまま利用するため、回線速度や品質に大きな変化はありません。

ただし、フレッツ光と光コラボ事業者では、料金やサービス内容に違いがあります。

転用は、法人にとってより事業に適した光回線サービスへ手軽に乗り換えられる点が、大きなメリットといえるでしょう。

事業者変更との違い

事業者変更は、光コラボ事業者から異なる光コラボ事業者へサービス変更することを指します。

乗り換え時に、旧サービスの解約手続きが不要である点が特徴のひとつです。

一方の転用は、フレッツ光から光コラボへの乗り換えを指し、転用後に旧サービスの解約をする必要があります。

どちらもフレッツ光の光回線を使用しているため、開通工事は不要です。

つまり、光コラボ事業者へ乗り換える際、現在の光回線がフレッツ光なら「転用」、光コラボ事業者なら「事業者変更」となります。

【法人向け】光回線を転用するメリット4つ

法人が光回線を転用するメリットとして、次の4点が挙げられます。

  • 光回線にかかるコストを見直せる
  • 支払いを一本化できる
  • 回線速度の安定が見込める
  • 工事不要で乗り換えられる

1. 光回線にかかるコストを見直せる

法人が光回線の転用を利用すると、通信コストを節約できるでしょう。

光コラボのプロバイダは独自のプランを提供しており、フレッツ光よりも割安な料金設定のサービスも多く存在します。

フレッツ光から光コラボへの乗り換えで月額料金が安くなれば、長期的に月々の固定費削減が可能です。

充実したサービスを提供する光コラボを選べば、費用対効果の向上も見込めるでしょう。

2. 支払いを一本化できる

光回線の転用をすると、通信費の支払いを一本化でき、キャッシュフローの簡素化に役立つでしょう。

フレッツ光では、基本的に回線料金とプロバイダ料金が別々に請求されます。

一方の光コラボは、光回線とプロバイダのセット契約です。契約先が光コラボ事業者のみとなるので、請求だけでなく、問い合わせ窓口も一本化されます。

経理や通信トラブル時の問い合わせ業務が効率化されるのは、大きなメリットといえるでしょう。

3. 回線速度の安定が見込める

光回線の転用により、回線速度が安定する効果も期待できるでしょう。

光コラボの法人向けサービスでは、IPv6 IPoE接続に対応しているものが多い傾向にあります。

IPv6 IPoE接続は、従来よりもネットワーク混雑時に高速で安定した通信ができる通信・接続方式です。

安定した通信環境を確保できれば、業務効率や生産性の向上が期待できます。業務の中断も防ぎやすくなるので、よりスムーズな経営を実現できるでしょう。

4. 工事不要で乗り換えられる

光回線を転用する場合、新たに開設工事をする必要がありません。

フレッツ光の既存回線をそのまま利用できるため、追加工事や費用が発生せず、迅速に乗り換えられる点は大きなメリットといえるでしょう。

新規回線を引く場合には、工事費用や工事のスケジュール調整が必要です。工事不要の転用なら、業務への影響を最小限に抑えられるでしょう。

【法人向け】光回線の転用手順

光回線の転用手順は、次の4ステップです。

  1. 転用承諾番号の取得する
  2. 乗り換え先の光コラボに申し込む
  3. 接続設定をする
  4. 旧プロバイダを解約する

順序を間違えるとスムーズな転用ができず、業務に支障が出る可能性があるので、手順を確認してから転用手続きを行いましょう。

1. 転用承諾番号の取得する

光回線の転用を行うためには、まず「転用承諾番号」を取得する必要があります。

転用承諾番号は、NTT東日本/NTT西日本の公式サイトや電話窓口で取得可能です。

NTT東日本NTT西日本
公式サイトhttps://flets.com/tenyou/※受付時間 8:30~22:00 (年末年始を除く土日祝も営業)http://flets-w.com/collabo/※受付時間 7:00~25:00(年末年始を除く土日祝も営業)
電話0120-140-202※受付時間 9:00~17:00 (年末年始を除く土日祝も営業)0120-553-104※受付時間 9:00~17:00 (年末年始を除く土日祝も営業)

手続きの際には次の情報が必要になるので、準備しておきましょう。

  • CAFから始まる「お客さまID」(または「ひかり電話の電話番号」)
  • フレッツ光の契約者名
  • フレッツ光の利用場所住所
  • 現在の支払方法

取得した転用承諾番号には、15日間の有効期限があります。有効期限を過ぎると、再取得の手続きが必要です。

また、転用承諾番号の有効期限については、残日数が指定されている場合もあります。転用承諾番号を取得したら、なるべく早めに乗り換え先の光コラボへ申し込みをしましょう。

2. 乗り換え先の光コラボに申し込む

転用承諾番号を取得したら、次に乗り換え先の光コラボ事業者へ申し込みを行います。

申し込み方法は事業者によって異なりますが、多くの場合でオンライン手続きが可能です。

申し込み前に各社のサービス内容や料金プランを確認し、自社に最適なプランを選んでおくと、スムーズに手続きができます。

申し込み時には転用承諾番号を入力し、転用での手続きを進めましょう

3. 接続設定をする

光コラボ事業者への申し込み手続きが完了したら、提供された接続設定情報をもとに、ルーターやネットワーク機器の設定を行いましょう。

接続設定は複雑な操作が不要な場合が多く、詳細の手順は各事業者のサポートページでも確認可能です。

接続設定がうまく行かない場合には、光コラボ事業者が用意しているサポートサービスを活用しましょう。

4. 旧プロバイダを解約する

転用手続きが完了したら、旧プロバイダの解約手続きも忘れずに行いましょう。

解約手続きは各プロバイダの指示に従い、電話やオンラインで行えます。

ただしプロバイダの契約内容や解約時期によっては、解約手数料や違約金が発生するため注意が必要です。

更新月に解約すれば、解約手数料や違約金が発生しないケースもあります。違約金の支払いを節約したいなら、違約金がかからない条件を確認してから転用手続きを行いましょう。

【法人向け】光回線転用時のデメリット・注意点4つ

コスト削減や安定した通信環境の確保など、法人にとってのメリットが魅力的な光回線の転用ですが、デメリットもあります。

法人が光回線の転用をする際には、次の4点に注意しましょう。

  • タイミングによっては違約金が発生する
  • 空白期間が生まれる可能性がある
  • 工事費の残債が請求される場合がある
  • 旧プロバイダのメールアドレス・IP電話番号は使えなくなる

1. タイミングによっては違約金が発生する

光回線の転用を行う際、契約更新月以外のタイミングで手続きを進めると、違約金が発生する場合があります。

違約金の支払いを避けるためにも、契約内容や更新月を転用前に確認しておき、違約金が発生しないタイミングで転用手続きを進めましょう。

もし違約金が発生するタイミングで転用を検討しているなら、違約金分のキャッシュバックが受けられるプロバイダを選ぶのも良い手段です。

2. 空白期間が生まれる可能性がある

タイミングによっては、転用手続き中にインターネットが利用できない空白期間が発生する可能性があります。

光コラボ事業者へ転用手続きをした場合、実際にサービスが切り替わるのは2週間程度が一般的な目安です。

転用手続き前に旧プロバイダを解約すると、サービスの切り替えが間に合わず、転用日までインターネットが利用できなくなるリスクがあります。

空白期間が発生すると業務に支障が出る恐れがあるため、乗り換えスケジュールを確認し、業務がストップしないよう転用日を調整しましょう。

工事費の残債が請求される場合がある

光回線の転用により、フレッツ光の開通時に発生した工事費の残債が一括請求される可能性があります。

フレッツ光の開通工事費を分割払いで支払う契約をしていた場合は、工事費の残債がないかを確認しましょう。

なお、転用先の光コラボ事業者によっては、工事費の残債を負担するキャンペーンを実施している場合もあります。

残債の支払いを避けたい場合には、解約金負担のキャッシュバック対象に工事費の残債が含まれるキャンペーンを活用しましょう。

3. 旧プロバイダのメールアドレス・IP電話番号は使えなくなる

光回線の転用を行うと、旧プロバイダのメールアドレスやIP電話、独自ドメインなどのサービスは使えなくなります。

引き続き同じメールアドレスを使いたい場合には、旧プロバイダでメールアドレスの継続使用ができるサービスを提供していないか、確認してみましょう。

また、オプションとしてひかり電話オフィスタイプを利用している場合、転用後はIP電話番号を引き継げない場合があります。

メールアドレスや電話番号が変更になると、取引や業務に支障が出るので注意が必要です。

メールアドレスや電話番号が変更になる場合には、転用前に新しいメールアドレスや電話番号を設定し、関係者に通知しておきましょう。

まとめ〜転用先に迷ったら法人向け光コラボ<オフィス光119>

今回は、光回線の転用についてのメリットや手続きの手順、注意点を紹介しました。

光回線の転用とは、フレッツ光から光コラボ事業者へ乗り換えることを指し、月額料金が安くなったりサービスが充実したりするメリットがあります。

オフィス光119は、法人向けサービスを提供している光回線サービスです。

法人で光回線の転用を検討しているなら、オフィス光119へお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社東名

東名は、中小企業の課題を解決するパートナーです。光回線サービスや情報セキュリティ、電気・ガス、オフィス機器、サイト制作、LED照明、業務用エアコンなど、中小企業向けサービスを豊富に取り揃え、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。

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