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光回線の契約はマンションと戸建てで何が違うのかをわかりやすく解説
インターネット | |
光回線の契約には「マンションタイプ」と「戸建てタイプ」の2種類があります。双方では、実は通信速度や月額料金に違いがあるのです。
しかし、それぞれどのような違いがあるのかをご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、マンションタイプと戸建てタイプそれぞれのメリットと注意すべき点について、初心者でもわかりやすいように詳しく解説します。
また、月額料金や通信速度について何が異なるのか、さらには双方の配線方式の違いについても触れていますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
光回線のマンションタイプとは
光回線のマンションタイプとは、複合ビルや集合住宅向けの光回線サービスを指します。
NTTのフレッツ光では、集合住宅向けのサービス名称が「マンションタイプ」であることから、同様の名称を使用している傾向にあります。
以降では、マンションタイプのメリットや注意点について解説します。
マンションタイプのメリット
マンションタイプの最大のメリットは、月額料金をおさえられることです。
1本の光ファイバーを同じ建物内における複数ユーザーと共有して利用するため、サービス提供価格が安価に設定されています。
マンションタイプの注意点
マンションタイプを契約する際「工事が必要な場合は許可が必要」「独自回線を利用できないケースがある」といった注意点があります。
それぞれ詳しく解説します。
工事が必要な場合は許可が必要
マンションやテナントビルで光回線を契約する際は建物の管理会社(またはオーナー)の許可を得る必要があります。
例えば、新規で光回線を建物へ引き込む場合や、古い建物では壁に穴を開けなければ部屋やテナントへ回線を引き込めないケースがあるからです。
仮に、管理会社から工事の許可を得られない場合、希望する光回線サービスを利用できません。
独自回線を利用できないケースがある
独自回線とは、NTTの設備を利用しない光回線のサービスのことです。
例えば、SONYの「NURO光」を利用したい場合、サービス提供エリア内でなければ申し込みができません。
また、対象の建物にNURO光の回線が引き込まれていなければ新規での工事が必要です。NURO光のマンションタイプでは、建物が40世帯以上であること、さらに4人以上の契約者がいなければ申し込みができないという制約があります。
光回線の戸建てタイプとは
光回線の戸建てタイプとは、建物に引き込まれた1本の光回線を専有して利用できるサービスです。
NTTフレッツ光では「ファミリータイプ」が戸建てタイプの名称です。
ここでは、光回線の戸建てタイプのメリットや注意点についてわかりやすく解説します。
戸建てタイプのメリット
光回線の戸建てタイプを契約する最大のメリットは通信速度が速いところです。
1本の光回線を専有して利用できるため、他のユーザーの影響を受けず速度の安定した通信をすることが可能です。
例えば、インターネットが多く利用される20時から23時は、マンションタイプでは他のユーザーの影響を受けます。しかし、戸建てタイプではその影響がありません。
戸建てタイプの注意点
戸建てタイプの注意点として最初に挙げられるのは、月額料金が高くなることです。光回線を専有するため、その分月額料金は高額になります。
ただ、マンションタイプよりも通信速度が速く安定性も優れているため、コストと速度のどちらに重きを置くかがポイントです。
マンションタイプと戸建てタイプの違い
ここまで、光回線のマンションタイプと戸建てタイプのメリットや注意点について解説してきました。それでは、双方の特徴にはどのような違いがあるのでしょうか。
「利用料金」「通信速度」「配線方式」に焦点を当てると、以下のような違いがあります。
マンションタイプ | 戸建てタイプ | |
---|---|---|
利用料金 | 安い | 高い |
最大通信速度 | 戸建てに比べると遅い傾向 | 速い・安定する |
配線方式 | 光配線方式その他の方式 | 光配線方式 |
以降でそれぞれ解説します。
利用料金の比較
マンションタイプと戸建てタイプの料金について、以下の表にまとめました。
マンションタイプ | 戸建てタイプ | |
---|---|---|
初期費用 | 22,000円~44,000円 | 22,000円~44,000円 |
月額料金 | 4,000円~4,500円 | 5,000円~5,500円 |
3年間の支払い額合計 | 166,000円~206,000円 | 202,000円~242,000円 |
初期費用については差はありませんが、月額費用には差があることがわかります。また、3年間の支払い合計額は、最大で76,000円の開きがあることも見て取れます。
通信速度はどのくらいの差がある?
戸建てタイプは1本の光回線を専有できますが、マンションタイプは他の入居者で共有して利用するため通信速度に違いが生まれます。
マンションタイプは入居者の数によっても、速度に影響が出てきます。1つのマンションが10戸の入居者と、200戸の入居者ではそれだけ影響度が変動します。
戸建てタイプは、1本の光回線を独占して利用できるため、マンションタイプと比較すると通信速度が維持されやすく安定しやすい環境なのです。
配線方式は何が違うのか
光回線の配線方式は、大きく分けて「光配線方式」「その他の方式(LAN配線方式、VDSL方式)」があります。
「光配線方式」とは、電柱から光回線(光ファイバー)を引き込み、ONUと呼ばれる機器まで光ファイバーで配線されます。
一方「その他の方式(LAN配線方式、VDSL方式)」では、配線ケーブルの一部が「LANケーブル」や「電話ケーブル」など、光ケファイバーではないケーブルで配線する方式です。
通信は、光ファイバーを利用することで安定した速度・通信を実現できます。配線ケーブルの一部が、光ファイバーではない箇所では、通信速度が落ちたり、安定した通信ができなくなるなどのリスクが高まります。
マンションタイプの配線方式は「光配線方式」と「その他の方式」のどちらかを採用しています。古いマンションの場合、「その他の方式」を活用しているケースもあるため、安定した通信を行えない場合があります。
戸建てタイプの配線方式は基本的に「光配線方式」です。従って、配線方式ではここに大きな違いがあります。
マンションで戸建てタイプの光回線契約はできるのか
マンションなどの集合住宅はマンションタイプで契約することが一般的です。しかしオーナーや管理会社の許可を得ることで、マンションに入居していても戸建てタイプの契約ができます。
なおマンションによっては、過去に光回線の引き込み工事が行われたことがなく、マンションタイプの契約ができないケースもあります。ところが、戸建てタイプであれば契約ができる場合があります。
入居中のマンションに光回線設備が無くても、戸建てタイプでの契約ができる可能性があるため、オーナーや管理会社へ一度確認してみましょう。
マンションで戸建てタイプ契約をするメリット
マンションに入居しているにも関わらず、戸建てタイプのネット回線を契約すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
光回線を専有できるため速度が安定
マンションで戸建てタイプ契約をする最大のメリットは、光回線を専有できるため速度が安定することです。
マンションタイプで契約すると、電柱からマンションの共有スペースまでは1本の光ファイバーケーブルを引き込みます。しかし、その共有スペースからインターネットを利用する各部屋までは分配することになります。
複数人で1本の光ファイバーを共有して利用するため、契約数が多くなると通信速度が落ちやすくなります。
戸建てタイプを契約することで、この問題が解消され、マンションタイプに比べて安定して通信を行うことができます。
VDSL方式でも高速通信できる
マンションの配線方式には「光配線方式」「LAN配線方式」「VDSL方式」があります。
どの配線方式も、電柱からマンションの共有スペースまでは光ファイバーケーブルを引き込みます。しかし共有スペースから各部屋まで配線するケーブルがそれぞれ異なります。
光配線方式 | LAN配線方式 | VDSL方式 | |
---|---|---|---|
光ファイバーの長さ | 各部屋まで | 共有部分まで | 共有部分まで |
共有部分からの配線 | 光ファイバー | LANケーブル | 電話線 |
速度 | 最大1Gbps | 最大1Gbps | 最大100Mbps |
光配線方式では、部屋までの配線すべてが光ファイバーケーブルを使用します。LAN配線方式ではLANケーブル、VDSL方式では固定電話用の電話線を配線します。配線方式が違うことで通信速度に違いがでてくるのです。
光配線方式とLAN配線方式の速度は、理論上で最大1Gbpsと同じ数値です。しかし、光ファイバーの方が電磁波など周りからの影響を受けにくく、安定した通信を行える特長があります。そのため、実際の通信速度はLAN配線方式よりも光配線方式の方が安定します。
一方のVDSL方式の通信速度は最大100Mbpsで、他の配線方式に比べると通信速度が最も低速です。
現在入居中、もしくはこれから入居を予定しているマンションなどの集合住宅の配線方式がVDSL方式でも、戸建てタイプを契約することで各部屋まで光ファイバー接続が可能なため、最大概ね1Gbpsの通信環境を構築できます。
まとめ~マンションでも戸建てタイプの回線契約は可能!
光回線の契約において、マンションタイプと戸建てタイプの違いは速度と料金です。マンションタイプに比べて戸建てタイプの方が通信速度が高速である一方で、その分月額料金が高額となります。
月額料金をおさえて、戸建てタイプの光回線を契約するなら「オフィス光119」がおすすめです。
オフィス光119は、これまで12万回線以上の実績があり、個人事業主や小規模法人から多くの支持を得ています。通信速度は最大概ね1Gbps、戸建てタイプの月額料金は4,300円より提供しております。
無料相談も行っておりますので、お気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人
株式会社東名
東名は、中小企業の課題を解決するパートナーです。光回線サービスや情報セキュリティ、電気・ガス、オフィス機器、サイト制作、LED照明、業務用エアコンなど、中小企業向けサービスを豊富に取り揃え、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。
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株式会社東名