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快適なインターネット速度の目安とは?遅いと感じたときの対処法も解説

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インターネットの通信速度は、具体的にどのくらいであれば快適に使えるのか、通信速度はどのように測定すれば良いのかと疑問に思っている方もいるかも知れません。

通信速度を測定して、用途ごとに必要な速度の目安と照らし合わせれば、利用しているインターネットの通信速度が十分かを判断できます。

本記事では、インターネットの通信速度の目安・測定方法、遅いと感じたときの対処法まで紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

回線速度の基礎知識

回線速度を調べようと思ったとき、どの数値を見ればよいのかわからず困惑してしまうことはないでしょうか。回線速度を調べる際に抑えておきたいポイントとして、以下の3つが挙げられます。

  • 回線速度の単位はbps
  • 上りと下りの回線速度
  • ベストエフォートとは

基礎知識について知ることでより理解が深まり、回線速度を測定する際の目安になります。

速度の単位

インターネット速度の単位には、bps(ビーピーエス)が用いられます。bpsとは「bits per second」の頭文字をとった用語です。1秒間に転送できるデータ数を表し、1bpsの場合だと1秒間に1ビット転送できることを指します。

bpsは以下のように単位が大きくなるほど、転送できるデータ数が増えるため快適な環境でインターネットが利用できます。

  • 1kbps(キロビーピーエス)・・・1,000bps
  • 1Mbps(メガビーピーエス)・・・1,000kbps
  • 1Gbps(ギガビーピーエス)・・・1,000Mbps

インターネットの速度を示す単位は、Mbps(メガビーピーエス)を用いることが一般的です。

上りと下りとは

インターネット回線の速度は「上り」と「下り」の2種類があります。インターネットを使用する用途によって重視する速度が異なるので、2つの違いを理解しておきましょう。

上り下り
意味データをインターネット上へアップロードすることインターネット上にあるデータをダウンロードすること
用途・メールの送信
・ブログやSNSの投稿
・YouTubeなどの動画投稿
・メールの受信
・ブログやSNSの閲覧
・YouTubeなどの動画視聴

使用する端末からデータを送信するときに「上りの速度」が影響します。上記の用途でインターネットを使うことが多い方は、上りの速度を重視する必要があります。

一方で、下りの速度が速ければダウンロードにかかる時間が短く、高画質な動画も快適に視聴できます。インターネットを快適に利用するには下りの速度が重要です。

ベストエフォートとは

ベストエフォート(best effort)とは、回線業者が提示している一番速い通信速度を上限として、インターネットにつながった際の最大通信速度を指します。たとえば、光回線などのサービス説明で「最大で1Gbps」といった表示を見たことがあるでしょう。

これは理論的に可能な最大の通信速度を示していますが、回線の混み具合や使ってるデバイスやLANケーブルなどの環境によって回線の平均速度は異なります。実際にネットを利用する際は、混み具合やPC・スマートフォンなどデバイスの処理機能がそれぞれ異なるため、回線業者も速さの保証ができません。

そのため実際に通信速度を計測してみると、ベストエフォートの表示速度より遅い結果となるケースが多くあります。

インターネットの速度を計る方法

インターネットの速度は手軽に測定することが可能です。Webサイトとスマートフォン向けアプリの2つに分けて、測定する方法をそれぞれ紹介します。

Webサイトで計る方法

インターネット回線サービスのほとんどの速度は「下り最大1Gbps」です。 しかし、実際に1Gbpsの速度が出ることはほぼありません。導入しているインターネット回線がどれくらいの速さかを計測するには速度テストが必要です。

回線速度が計測できるWebサイトを紹介します。

Webサイト名URL概要
Fast.comhttps://fast.com/ja/サイトを開くと自動的に回線速度を計測
ブロードバンドスピードテストhttps://www.bspeedtest.jp/「スピードテストを開始する」をクリックすると測定が始まる

アプリで計る方法

ネット速度測定をスマートフォンで利用する場合は、アプリでの計測がおすすめです。海外で開発されたアプリは英語で表記されることも多いため、日本語表示でストレスなく使うには「ドコモスピードテスト」がおすすめです。

回線速度が計測できるアプリを紹介します。

アプリ名URL概要
ドコモスピードテストhttps://www.docomo.ne.jp/area/speed_test/現地点の速度測定・周辺のドコモ5G/LTEの速度平均値も確認可能
Speedchecker Speed Testhttps://play.google.com/store/apps/details?id=uk.co.broadbandspeedchecker&hl=ja&gl=US&pli=1Wi-Fiネットワークとモバイルインターネット速度(ダウンロード、アップロード、ping)を最大1 Gb / sで測定

インターネット速度で快適と感じる目安【項目別】

インターネットを利用する際に、一般的に快適とされる速度の目安を3つの利用シーンに分けて解説します。どの利用シーンで使うことが多いのか、その場合には速度の目安はどれくらいあれば良いのか参考にしてください。

ネット検索

ネット検索をする場合は、1〜10Mbpsの「下り」速度が目安です。テキストが中心のWebサイトであれば1Mbps程度で問題ありません。理由はコンテンツのデータ量が比較的軽く、ダウンロードに時間がかからないためです。

画像や動画が組み込まれたWebサイトの場合は、3Mbps程度あれば快適に閲覧ができるでしょう。ただし、画像や動画が大量に埋め込まれたWebサイトを閲覧するときは、10Mbps以下だと読み込みに時間がかかることもあります。

Web会議

Web会議で利用する場合は、「上り」「下り」ともに2〜30Mbpsの速度が必要です。ただし、条件により15Mbps以上が必要の場合もあります。たとえば、大人数で会議やウエビナーをおこなう場合や、高画質で利用したい場合などが当てはまります。

会議中にファイル共有を行うときも、低い通信速度ではファイルのアップロードやダウンロードに時間がかかったり、映像が止まったりすることがあるので注意しましょう。十分な通信速度が確保できるWi-Fi環境を整えた上での利用がおすすめです。

メールやLINE

メールやLINE、SNSを利用するときは、「上り」1〜3Mbpsが目安です。メールやLINEなど、テキストを中心としたやり取りするケースでは、128Kbps~1Mbps程度で問題ありません。一方でSNS上へ動画を投稿したり、メールに画像を添付したりする場合は3Mbps~10Mbps以上を必要とするケースがあります。

また、画像や動画をアップロードするときに、回線速度が1Mbps程度では時間がかかることもあるので注意が必要です。

インターネット速度が遅いと感じたときの対処法

インターネットの速度が大幅に遅い場合、データ通信に通常よりも多くの時間がかかってしまい業務に支障をきたします。適切な対処法で、快適にインターネットを利用して効率的に業務を進めましょう。

機器の再起動

PC、スマートフォンやタブレット、ルーターなどの機器を再起動することで通信状況が改善することもあります。機器を再起動する際は、各機器の電源を切る順番と、電源を入れる順番に注意しましょう。具体的には、次の手順に従い再起動を行います。

  1. デバイス・ルーターの順に電源を落とす
  2. モデムのコンセントを抜く
  3. しばらく待つ
  4. 逆の順番でモデムから電源を入れる
  5. 機器のランプ点灯を確認
  6. ルーターの電源を入れる
  7. デバイスを起動する

ルーターは熱が発生することで一時的に不具合が発生するケースもあります。電子機器は熱に弱いため、電源をオフにして放熱することでリセットできるためです。

Wi-Fi ルーターの位置を変更してみる

Wi-Fiの電波を受信しにくいときは、ルーターの設置位置を変えましょう。Wi-Fiは障害物があると、使用する端末に電波が届きにくいことがあります。たとえば、以下の場所にルーターが設置されている場合は、障害物の影響を受けやすくなります。

  • ルーターが壁や家具に囲われている
  • デバイスの使用場所とルーターの設置位置が離れている
  • 電波を発する家電との距離が近い

Wi-Fiルーターの位置を変更したことで通信速度が落ちた場合は、Wi-Fiルーターの位置を戻すか、スマートフォンやタブレットをルーターの近くで利用することにより改善されます。

LANケーブルでパソコンへ有線接続してみる

Wi-Fiを利用していてどうしても通信速度が改善しない場合は、LANケーブルを使い有線接続する方法があります。なぜなら、Wi-Fiなどの無線接続よりも有線接続の方が周囲の環境に影響されることなく一定の通信速度を保てるからです。

PCとWi-FiルーターをLANケーブルで接続し、通信速度が改善するか試してみましょう。もしも、LANケーブルで有線接続してインターネットにつながらない、あるいは通信速度が落ちる場合は、ケーブルを差す場所が違うかもしれません。LANケーブルの配線が間違っていないか確認してください。

最新のWi-Fi ルーターへ買い替える

いくつかの対処方法を試して回線が安定しない場合は、最新のWi-Fi ルーターへ買い替えるかを検討してみてください。一般的に、精密機器の製品寿命は約4~5年とされ、日常的に使う機器であれば製品寿命の前に買い替えるのが賢明です。

ルーターの製品寿命を超えて使用すると、インターネット接続時に接続が切れる場合や回線速度が遅くなる場合もあります。通信回線の規格にも影響があるため、最新のWi-Fi ルーターへ買い替えることで、快適なインターネット環境が構築できるでしょう。

IPv6へ契約変更する

IPアドレスを確認し、IPv4の方式であれば、最新のIPv6に変えることで、通信速度が混雑しにくくなります。IPv6は割り当てられるアドレスが格段に増えており、旧規格のIPv4方式と比較すると回線混雑が緩和されるため、通信速度が速くなるケースも多くあります。

最近の光回線を利用したプロバイダーでは、標準でIPv6に対応したサービスが増えています。何年も前にインターネットを契約している場合は、IPv4の契約となっていることがあるためプロバイダーに確認してみましょう。

また、以下で現在どちらの規格を使用しているかを確認できます。

>>Google IPv6 Test

光回線の乗り換えを検討する

光回線の速度が遅く、プロバイダー側に原因がある時は他社のサービスに乗り換えるのも1つの方法です。トラブルが頻繁に発生し、復旧に時間がかかるなどプロバイダーに問題がある場合は、利用者側で対処ができません。

光回線を乗り換える際は、解約時に発生する違約金にも考慮したうえで判断しましょう。

光回線乗り換えに関して詳しい情報を知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。

>>光回線を乗り換えるメリットとは?手順や失敗しない選び方を解説

なお、光回線の速度に不満がある方には「オフィス光119」がおすすめです。オフィス光119は最大概ね1Gbpsの高速通信でIPv6にも対応しているため、従来の通信環境より快適な環境が実現できます。

オフィス光119ではお申し込みからスムーズに最短2週間で開通します。Webからの無料相談も行っておりますので、以下のお気軽に問い合わせしてみてください。

>>光回線サービス「オフィス光119」の詳細を見てみる

まとめ~インターネットを乗り換えるなら「オフィス光119」へご相談ください

インターネットが遅いと感じたら、手軽にできるインターネットの速度テストをおこないましょう。適切な速度が出ていない場合はデバイスなどの機器や回線が原因の可能性もあります。今回ご紹介した対処法を参考に、原因の切り分けをおこなってみてください。

なお、店舗や会社向けであれば光回線「オフィス光119」をご検討されてはいかがでしょうか。光コラボでは光回線とプロバイダを一括で契約するため、光回線とプロバイダを別々に契約するフレッツ光などと比較した場合、月々の料金が安くなるケースも多いです。

まずは、お客様の使い方にぴったりな料金プランがわかる資料を無料でダウンロードしてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社東名

東名は、中小企業の課題を解決するパートナーです。光回線サービスや情報セキュリティ、電気・ガス、オフィス機器、サイト制作、LED照明、業務用エアコンなど、中小企業向けサービスを豊富に取り揃え、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。

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