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光回線工事の流れや注意点とは?事前の確認事項もわかりやすく解説

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普段生活している上で、光回線の工事に立ち会うケースは少ないのではないでしょうか。快適な通信環境を構築するため、光回線サービスを新規で導入する、もしくはもっと速度の早いサービスへ乗り換えたいと検討されている方もいるかもしれません。

今回は、光回線工事において事前にどのようなことを準備すべきかを紹介します。また、工事の流れや、戸建て、マンション、テナントビルそれぞれにおいて、気をつけるべきポイントを初心者にもわかりやすく解説しています。

光回線工事の申し込み前に確認すること

光回線工事の申し込みをする前には、どのようなことを確認しておく必要があるのでしょうか。

希望する光回線サービスが提供エリアであるか

まず、契約を希望する光回線サービスが、自宅もしくは事務所がサービス提供可能エリアであるかを確認します。

例えば「オフィス光119」であれば、フレッツ光とほぼ同じ提供エリアとなるためNTTのホームページで確認できます。

>>NTT東日本公式ホームページ

>>NTT西日本公式ホームページ

入居する建物に希望の光回線を引き込めるか

希望する光回線を引き込めるかを確認する方法は以下の2点があります。

  • 室内に光コンセントが設置してあるかを確認
  • マンション・ビルの管理会社へ確認する

室内に光コンセントが設置してあるかを確認

光コンセントとは、光回線専用のコンセントの差し込み口のことを指します。

アパートやマンションの場合、過去の入居者が既に光回線を引き込む工事をしていれば、この光コンセントを壁に取り付けています。従って光コンセントがあれば開通工事は済んでいることになります。

マンション・ビルの管理会社へ確認する

室内に光コンセントが設置していない場合でも、建物自体に光回線が引き込まれているケースがあります。まずは、マンションやビルの管理会社へ電話し「この建物に光回線は引き込まれているか」と確認しましょう。その際、どの通信キャリアかを聞けば教えてくれます。

通信キャリアとは、NTTやKDDI、ソフトバンクなどの光回線サービスを提供している通信事業者を指します。

希望する通信キャリアの光回線が敷設済みであれば、自宅や事務所への工事ができる可能性が高いです。ただ、古いマンションやビルでは、回線を通す配管が他のケーブルでいっぱいの場合、稀に工事ができない可能性もあります。

通信キャリアによっては、マンションやビル情報を把握しているケースもあるため、確認しましょう。

光回線工事の流れと気をつけるポイント

光回線提供エリアが確認でき、サービスへ申し込みを行い工事日程を決定します。工事は、基本的に以下4つのステップで実施され、立会いが必要です。

  1. 光ファイバーケーブルの引き込み
  2. 光コンセントの取り付け
  3. ONU(回線終端装置)もしくはホームゲートウェイ(HGW)の設置
  4. Wi-Fiルーターを接続しインターネットの接続の確認

光回線工事の流れは、基本的にどの建物タイプでも同じようなステップで実施されます。

ONU(回線終端装置)もしくはホームゲートウェイ(HGW)は、工事業者が持参してくれます。

Wi-Fiルーターは事前に購入しておきましょう。IPv6※で契約した場合は、IPv6対応のルーターを用意します。

※IPv6とは、従来のIPv4の通信遅延問題などを改良した、次世代インターネット通信規格です。

ここからは、戸建て、マンション、テナントビルの工事について、それぞれ気をつけるべきポイントについて解説します。

戸建ての工事で気をつけるポイント

戸建て住宅における光回線の引き込み工事では、電話線の引き込み口やエアコンのダクトなどから、宅内へ光ケーブルを引き込みます。もし、引き込む隙間などがないときは、外壁に10mm程度の穴を開ける必要があるため留意しておきましょう。

マンションの工事で気をつけるポイント

マンションの工事では、建物自体に既に光ケーブルが引き込まれていても、古いマンションであったり、配線用の配管が用意されていないケースでは、部屋まで光ケーブルを引き込めない場合があります。

工事は基本的に作業員が1名のため、工事不可と判断されることもあります。

また、光ケーブルを引き込む口が無い場合、外壁に穴を空けなければなりません。その場合、管理会社へ確認をとり、オーナーの許可をもらう必要があります。ただ、工事当日にオーナーと連絡がとれないケースもあるため、事前に管理会社へ確認・許可をとっておきましょう。

テナントビルの工事で気をつけるポイント

テナントビルの工事も、流れは基本的に同じです。このケースでも、建物が古く配管が他の回線でいっぱいの場合、新規での回線引き込み工事ができないこともあります。

例えば、ビル自体に光回線が引き込まれていても、移転先のテナントの階までの縦の配線工事ができない場合があります。

従って、もし移転する前であれば、既にビルへ光回線が引き込まれているか、また入居予定のフロア階まで引き込みが可能か、どの通信事業者の光回線が引き込まれているかなど、不動産屋を通じて管理会社へ確認してもらいましょう。

もし入居が決定していて、新規で光回線の引き込み工事ができない場合は、通信工事を専門としている会社へ電話して相談すると良い提案をしてくれるかもしれません。

光回線の工事費用相場

光回線の工事費用は20,000~30,000円、アパートやマンションの場合は15,000~20,000円が相場です。回線事業者によっては、40,000円以上かかるケースもあります。

前述したテナントビルで新規に光回線を引き込めないケースでは、外壁の穴あけ工事、配管工事などが発生すると、数十万円がかかってしまう場合もあります。

もし、土日や休日に工事を予約しなければならない場合は、追加で工事費がかかることもあります。また、オプションで光電話を利用する場合、別途工事費がかかるケースもあるので事前に確認しておきましょう。

これらの工事費用は、サービスによっては申込み時にキャッシュバックキャンペーン、工事費無料期間などの特典を用意している事業者もあるため、申し込む前に確認して最適なプランを選択しましょう。

光回線の工事後に自身で行う作業

光回線工事が完了したら、ONUまたはHGWとWi-Fiルーターを付属のLANケーブルでつなげます。IPv6の契約であれば、特別な設定をしなくても自動的に接続されます。

その後、以下の設定を行いましょう。

Wi-Fiルーターの設定

パソコンやスマートフォン、テレビなどを無線でインターネットへ接続したい場合には、Wi-Fiルーターの設定が必要です。

購入したWi-Fiルーターの説明書に従って、SSIDやパスワードの設定を行います。設定終了後、パソコンやスマートフォンでWiFiへ接続しましょう。

パソコンの設定

既存の光回線がIPv4の契約で、光回線を乗り換えた場合IPv6の接続設定をしなければならない場合があります。

ここでは、Windows 11のIPv6接続設定方法を紹介します。

画面下の検索窓へ「コントロールパネル」と検索し、コントロールパネルをクリックします。

「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックし、「アダプターの設定の変更」をクリックします。

「WiFi」のアイコンを右クリックし、プロパティを選択します。

プロパティ画面で「この接続は次の項目を使用します」の中から「インターネットプロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)」にチェックを入れ「OK」をクリックします。

その後、以下のサイトでIPv6の設定が完了しているかをチェックできます。

>>IPv6が設定されいるかを確認するサイト

「既に IPv6 を使用しているようです」と記載されていれば設定完了です。

光回線工事の日程と注意点

ここまで、光回線工事において気をつけるべきポイントや、工事料金の相場などを紹介してきました。ここでは、申込みから工事までの日程や、作業時間、また日程を決める際に注意すべき点について解説します。

申し込みから工事までの期間

光回線の申し込みから工事までの期間は、2~4週間程度が目安です。

工事は通常、「現場調査」と「作業」で2回の来訪となるケースが一般的です。工事業者は、マンションやテナントビルの履歴情報を持っていることが多いため、現場調査が必要ないケースもあります。工事の回数は申込み時にある程度わかるため、電話の窓口で確認しましょう。

作業時間

作業時間は早ければ30分~1時間で終了します。ただ、光ケーブルの引き込み口が無いとき、外壁に穴を空けなければならないケースでは、2時間以上かかる場合もあります。

日程を決める際の注意点

光回線の工事を土日祝日に行う場合は、通常料金とは別に工事費が追加となるときがあります。比較的、平日の午前中の予約が取りやすいと言われているので、時間を調整できるのであれば平日の工事がおすすめです。

また、年末や年度末など申し込みが多く発生するような繁忙期では、申し込みから工事完了まで2ヶ月以上かかるときもあります。どうしてもそのような期間に申し込みが必要な場合は、余裕をもって申し込みをするようにしましょう。

なお、光回線の工事は住所が決まっていれば、引越しをする前でも申し込みは可能です。入居する部屋やテナントの引き渡し日を逆算して、工事日を事前に予約しておくと良いでしょう。

まとめ~法人向け光回線なら<オフィス光119>

光回線の工事は、申し込みの前にサービスの提供エリアかを確認し、建物へ回線を引き込めるかを事前に確認しておくことが重要です。また、マンションやテナントビルでは建物が古い場合、光ケーブルを通す配管がいっぱいで回線工事ができないケースがあるため注意が必要です。

店舗や会社向けの光回線サービスであれば「オフィス光119」を検討してみてはいかがでしょうか。2015年の光コラボサービス開始から、個人事業主や中小企業の利用者数が12万回線を突破し多くのユーザーに喜ばれています。(2023年8月末時点)

開通手続きもスムーズで、思わぬトラブルでも細やかなサポートができる体制を整えています。無料相談も行っていますので、お気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

株式会社東名

東名は、中小企業の課題を解決するパートナーです。光回線サービスや情報セキュリティ、電気・ガス、オフィス機器、サイト制作、LED照明、業務用エアコンなど、中小企業向けサービスを豊富に取り揃え、お客様に最適なソリューションをご提案いたします。

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